アートブラシ社とは

アートブラシは140年余りの歴史を持つものづくりの街、浅草に於いて初代より数えて100余年、ブラシ一筋で技術を磨いてきました。
移り変わる時代と共に生活様式も絶えず変化するなかで、ブラシにおいてもまた、それに合わせて変わる用途、求められる品質を敏感にとらえ、お客さまのライフスタイルがより豊かになるようなものづくりを続けています。



  • 私たちが造っています。


  • 2016年4月に完成した新社屋。

ものづくりへのこだわり

アートブラシ社が代々受け継いできたこだわり。
それはお客さまへ良い製品を届けたいという"想い"と"技"を磨き続けること。


心を引き継ぐ

時代の流れにかかわらず受け継がなくてはならないのが「ものづくりの心」です。
「良いブラシ」それは皆さんに喜んでいただけるブラシ。
すなわち素材の良さを活かし、使い勝手がよ く、長く使えるブラシだと考えています。
その「良いブラシ」をお客さまが使って喜んでいただける姿を思い描きながらひとつひとつ心を込めて日々ブラシ造りに励んでいます。


伝統の技の継承と新しいものづくりへのあくなき挑戦

アートブラシ社では「ものづくり」の伝統、技術を大切にその匠の技を代々受け継いできました。
その技を受け継ぐだけでなく「新しいものづくり」を目指して既成概念にとらわれることなく、新しい発想、新しい技術を取り入れていくチャレンジ精神も常に持ちあわせています。

スキー用ブラシやペット毛除去用ブラシなどユニークな商品開発に加え、昨今では「毛玉取り用ブラシ」を開発しヒット商品を次々と生み出しています。


ブラシができるまで

アートブラシ社が丹精をこめてひとつひとつ造りあげているブラシができるまでの一部をご紹介します。


<STEP 1>毛の選別・製毛

ブラシの使用目的に応じた毛の選別、毛量、長さ等を決定します。
混毛、くしかけ、長さカット等、原毛を植毛できる状態に整毛します。

<STEP 2>穴開け・植毛

毛を植える穴の大きさや、深さ、穴と穴の間隔も使用目的応じて千差万別です。
それにあわせて、一つの穴に入れる毛の量を決めます。
これも毛の素材に応じて大きく変わり、これまでに蓄積した経験とデータが必要です。

<STEP 3>毛先の調整

バリカンなどで毛先を揃えたり、逆に不揃いにしたり、また毛先を特殊加工するなど、使用目的に応じて作業していきます。

全く同じブラシでも5mmと毛の長さが違えば、品質の異なる別のブラシになってしまいます。
これもブラシ造りの面白いところです。

<STEP 4>仕上げ・検品

ブラシ全体をきれに仕上げ、植毛状態などを含めて製品を細かくチェックして完成です。

このようにブラシ造りには機械も使用しますが、微調整やチェックには必ずひとの手や目が加わります。
ブラシ造りの知識・経験を兼ね備えた職人が携わらないと機械が優れていても決して良いブラシはできません。
最新機器と職人の技を駆使することで最高品質のブラシが完成します。